韓国の秋の服装|9月・10月・11月の気温と月別の正解【2026】

9月上旬の明洞の通り。行き交う人はほぼ半袖で、体感はまだ夏 韓国
9月上旬の明洞。行き交う人はほぼ全員半袖で、体感は完全に夏だった(2024年9月撮影)

韓国の秋の服装、「日本と同じ緯度だし、東京の秋と同じでいいでしょ」と思っていませんか? 結論からいうと、9月は夏・10月は最高・11月は冬で、月によって正解がまったく違います。しかも朝晩と日中の差が10℃を超える日が普通にあるので、東京の感覚で1枚しか羽織りを持たずに行くと、夜の屋台で震えることになります。この記事は、初めて秋に韓国へ行く20〜30代の男性向けに、9月・10月・11月の気温と服装の正解、日本と違って困るポイント、持ち物リストまで、2024年9月に実際にソウルを歩いた体感と、気象庁の気温データの両方からまとめました。10月・11月については統計と現地の情報をもとにしているので、その旨も正直に書いています。

モク モク
 
秋の韓国って過ごしやすそうだから、服はテキトーでいいんじゃない? 東京と同じくらいでしょ?
むぎ むぎ
 
それが落とし穴。ぼくが2024年9月に行ったときは、聖水の路地で現地の人が全員半袖、こっちは「秋だから」と長袖を着ていて昼に汗だくになった。逆に10月・11月は平年値で東京より3〜5℃低い。東京の感覚で行くと、月によって「暑すぎ」か「寒すぎ」のどっちかで失敗するよ。

この記事でわかること

  • 韓国の秋の9月・10月・11月の気温(ソウルの平年値と東京との差)
  • 月別の服装の正解(9月上旬〜11月下旬を4段階で)
  • 日本の秋と違って困る3つのポイント(寒暖差・乾燥・冬の来る速さ)
  • 秋の持ち物チェックリストと現地調達の目安
  • 秋ならではの注意点(秋夕の連休・紅葉の時期・日没の早さ)
  • やりがちな服装のNG例と、よくある質問

韓国の秋はいつからいつまで?|9月・10月・11月の気温

まず気温の事実から。気象庁「世界の天候」に掲載されているソウルの平年値(1991〜2020年)は、9月21.7℃・10月15.1℃・11月7.5℃です。月平均が1ヶ月ごとに約7℃ずつ下がる、この落差の激しさが韓国の秋の特徴です。

ソウルの月平均気温 日中と朝晩の目安 体感(東京と比べて)
9月 21.7℃ 日中27〜30℃/朝晩17〜20℃ 上旬〜中旬は東京の8月末とほぼ同じ。まだ夏
10月 15.1℃ 日中18〜22℃/朝晩8〜12℃ 東京の11月に近い。上旬と下旬で服が変わる
11月 7.5℃ 日中8〜13℃/朝晩1〜5℃ 東京の12月〜1月に近い。中旬以降は完全に冬

数字で見ると、9月と11月では月平均で14℃も違います。「秋の韓国」とひとくくりにせず、行く月で服装を決めるのが大前提です。ちなみに東京の平年値は9月23.3℃・10月18.0℃・11月12.5℃。差は9月で1.6℃、10月で約3℃、11月で5℃と、秋が深まるほど開いていきます。表の「日中と朝晩の目安」は平年値と直近数年の月別データからの目安で、年によって前後します。

9月上旬の明洞の通り。行き交う人はほぼ半袖で、体感はまだ夏
9月上旬の明洞。行き交う人はほぼ全員半袖で、体感は完全に夏だった(2024年9月撮影)

月別|韓国の秋の服装の正解(メンズ基準)

ここからが本題です。秋を4つの時期に分けて、上から下まで具体的に書きます。メンズ基準にしているのは、女性向けの秋コーデ記事は多いのに、男性が「結局この月は何を着れば浮かないか」を答えている記事が少ないから。手持ちのユニクロやGUで揃うものばかりなので、新しく買う必要はほとんどありません。

9月上旬〜中旬|まだ夏。半袖+薄手の羽織り1枚

9月前半のソウルは日中30℃近くまで上がる日が珍しくなく、近年は9月に入っても暑さが続く年が続いています。私が2024年9月に行ったときも、現地の人はほぼ全員半袖で、体感は完全に真夏でした。基本は夏の服装と同じで大丈夫。ただし冷房が強い地下鉄やカフェ用に、シャツかカーディガンを1枚だけ持っておくと安心です。

  • トップス:半袖Tシャツ+薄手のシャツ(羽織り兼用)
  • ボトムス:チノパンかスラックス。短パンでも浮かない
  • 足元:スニーカー。サンダルは夜市や坂道で疲れるので不向き
  • 小物:折りたたみ傘(9月は平年で141mmと、10月の3倍近く雨が降る)

9月下旬〜10月中旬|1年でいちばん快適。長袖+軽アウター

湿度が下がってカラッと晴れる、韓国旅行のベストシーズンです(ここから先の10月・11月は私の体感ではなく、平年値と現地在住者の情報をもとにした目安です)。日中は長袖Tシャツ1枚で歩けて、朝晩はジャケットを羽織ればちょうどいい。「日中は脱げて、夜は着られる」軽アウターが主役になります。

  • トップス:長袖Tシャツかスウェット。日中20℃前後なので薄手で十分
  • アウター:コーチジャケット・デニムジャケット・薄手のブルゾンのどれか1着
  • ボトムス:チノパン・デニム。短パンは10月に入るとさすがに浮く
  • 足元:スニーカー。1日2万歩は歩くので履き慣れたものを

10月下旬〜11月上旬|紅葉のピーク。コートかライトダウンが必要

10月最終週あたりから朝晩が10℃を切り始め、東京なら11月末〜12月頭の感覚になります。ソウルの紅葉が見頃を迎えるのもこの時期(例年10月末〜11月上旬)で、昼は暖かくても日が落ちると一気に冷えます。薄手のコートかライトダウンをこの時期から投入してください。

  • トップス:長袖Tシャツ+薄手ニット、またはスウェット
  • アウター:ライトダウン・ステンカラーコート・厚手ブルゾン。ユニクロのウルトラライトダウンが荷物にならず最適
  • インナー:ヒートテックを持っていくかどうかの分かれ目。11月に入るなら持参
  • 小物:夜の屋台や漢江沿いを歩くならマフラーが欲しくなる

11月中旬〜下旬|もう冬。東京の1月の装備で

11月中旬を過ぎたソウルは、朝の気温が0〜3℃まで下がる日が出てきます。雪が降る年もあります。ここまで来ると「秋服」ではなく東京の1月と同じ冬装備で考えたほうが失敗しません。

  • アウター:ダウンジャケットか厚手のコート。風を通さないものを
  • インナー:ヒートテック必須。ニットの重ね着で調整
  • 小物:マフラー・手袋。スマホ対応の手袋だとNAVER Mapを見るときに外さなくて済む
  • 足元:厚手の靴下。スニーカーでもいいが、底の薄い靴は冷える
冬の夜の明洞。コートやダウンを着た人が行き交う通り
2月末の夜の明洞。11月中旬以降のソウルは、この写真と同じ冬装備になる(2026年2月撮影)

日本の秋と何が違う?知らないと困る3つのこと

モク モク
 
でもさ、10℃の差なんて日本でもあるじゃん。そんなに構える必要ある?
むぎ むぎ
 
差があるのは同じでも、韓国は「その差が1日の中で来る」のと「冬になるスピード」が違う。ぼくは9月の昼に汗だくで歩いて、夜は薄手の羽織りでも寒くて、同じ日に両方を経験したよ。

① 朝晩と日中の寒暖差が10℃を超える日が普通

ソウルは内陸寄りで乾燥しているため、日が落ちると一気に冷えます。10月なら昼22℃・夜10℃、11月なら昼12℃・夜2℃といった日が当たり前。「日中の気温だけ見て服を決める」のがいちばん多い失敗です。天気予報アプリでは必ず最低気温を確認し、夜に出歩く予定があるなら最低気温に合わせてアウターを選んでください。

② 乾燥が強く、室内はオンドルで暑い

秋の韓国は湿度が低く、日本の秋より肌と唇が乾きます。加えてホテルや飲食店は床暖房(オンドル)や暖房がよく効いていて、11月の店内は上着を脱がないと汗ばむほど。屋外は寒い・屋内は暑いを繰り返すので、前開きで脱ぎ着しやすいアウターが正解です。リップクリームとハンドクリームは現地のオリーブヤングでも安く買えます。

③ 11月は「秋」ではなく冬が来る

日本で11月といえば紅葉と秋の深まりですが、ソウルの11月は平年でも月平均7.5℃、東京の12月〜1月相当です。中旬以降は最低気温が氷点下になる日もあり、初雪が11月に降ることも珍しくありません。「11月の韓国旅行」を計画しているなら、荷物は冬の持ち物に寄せてください。

秋の持ち物チェックリスト|現地調達の目安つき

基本の持ち物は韓国旅行の持ち物チェックリストにまとめているので、ここでは秋に追加で必要なものだけ。忘れても現地で買えるものには目安価格を添えました。

持ち物 9月 10月 11月 現地調達の目安
薄手の羽織り(シャツ・カーディガン) ユニクロ韓国で日本とほぼ同価格
軽アウター(ブルゾン・デニムジャケット) 明洞のSPAブランドで3〜5万ウォン
ライトダウン・コート △(下旬) ユニクロ韓国。日本と同程度〜やや高め
ヒートテック系インナー △(下旬) ユニクロ韓国。日本で買うほうが安い
マフラー・手袋 ダイソー韓国で3,000〜5,000ウォン
折りたたみ傘 コンビニで5,000〜10,000ウォン
リップ・ハンドクリーム オリーブヤングで数千ウォン
マスク(乾燥・PM2.5対策) コンビニ・薬局で購入可

迷ったら、10月は「軽アウター1着」、11月は「ダウン+ヒートテック」を必ず入れる。これだけ守れば大きな失敗はありません。荷物が増える11月は、スーツケースのサイズを1段階上げるか、往復とも軽装にして現地で買う前提にするのも手です。

秋ならではの注意点|秋夕・紅葉・日没の早さ

秋夕(チュソク)の連休は店が閉まる

韓国の秋夕は旧暦8月15日で、日本のお盆にあたる大型連休です。2026年は9月25日(金)が秋夕で、前後の24〜26日が連休(日本の中秋の名月と同じ日。日付は旧暦なので毎年変わり、出発前に韓国観光公社の祝日カレンダーで確認を)(26日が土曜と重なるため、28日(月)が振替休日になる見込み)。この期間は個人経営の飲食店や市場の多くが休み、明洞の大手や免税店は開いていますが、ローカルな店を目当てにしているなら日程をずらすのが無難です。逆にソウル市内は帰省で人が減り、宮殿や観光地はいつもより空きます。

紅葉の見頃は10月末〜11月上旬

ソウル市内(南山・昌徳宮・徳寿宮の石垣道)の紅葉は例年10月末から11月上旬がピーク。景福宮や昌徳宮は秋に行くと別物の美しさですが、この時期は朝晩が冷えるので、写真を撮りに早朝や夕方に出るなら上で書いたコートの装備で。

11月は17時半に暗くなる

ソウルの日没は10月上旬で18時ごろ、11月に入ると17時半前後まで早まります。日本より西にあるぶん日の出も遅く、朝7時でもまだ薄暗いことがあります。観光は15時までに主要スポットを回り、夜はグルメに切り替える組み立てが秋の正解です。夜の移動はNAVER Mapを出発前に日本語設定しておくとスムーズです。

9月上旬の夜の清渓川。ライトアップされた遊歩道
9月上旬の夜の清渓川。この時期は夜も半袖で歩けるが、10月以降は同じ時間帯に10℃前後まで下がる(2024年9月撮影)

やりがちな服装のNG例

  • 10月に短パン・サンダル:日中は平気でも夜は寒いし、街でも浮く。10月からは長ズボン+スニーカーに
  • 11月に「秋物のジャケット1枚」:東京の11月の感覚が通用しない。ダウンかコートを
  • 厚手のコート1着だけで9月下旬〜10月中旬に行く:日中は暑くて脱ぐと荷物になる。この時期は軽アウターで
  • 脱ぎ着しにくいプルオーバーのアウター:オンドルの効いた店内で汗ばむ。前開きが正解
  • 新品の革靴:1日2万歩+坂道で靴擦れ確定。履き慣れたスニーカーで

よくある質問(FAQ)

  • Q. 韓国の秋の服装、10月はメンズだと何を着ればいい? → 上旬〜中旬は長袖Tシャツ+軽アウター(コーチジャケット・デニムジャケット)、下旬はライトダウンかコート。ボトムスはチノパンかデニムで、短パンは避けてください
  • Q. 11月の韓国はダウンが必要? → 必要です。11月上旬ならライトダウン、中旬以降は厚手のダウンかコート+ヒートテック。東京の1月の装備で考えると失敗しません
  • Q. 9月の韓国は秋服でいい? → 上旬〜中旬はまだ夏なので半袖が基本。下旬から長袖に切り替わります。冷房対策と朝晩用に薄手の羽織りを1枚だけ持っていけば十分です
  • Q. 韓国の秋は雨が多い? → 9月は平年141mmと雨が残りますが、10月・11月は50mm前後と1年で最も乾燥した時期。折りたたみ傘は9月なら必須、10月以降は保険程度です
  • Q. 服は現地で買えば荷物が減る? → ユニクロ・SPAブランドは明洞や弘大にあり、価格は日本とほぼ同じか少し高め。ダイソー韓国のマフラー・手袋は安いので、小物は現地調達でもOK。ただしダウンとヒートテックは日本から持っていくほうが確実です

まとめ|韓国の秋は「月で決める」が正解

  • 9月は夏・10月は最高・11月は冬。「秋」でひとくくりにしない
  • ソウルの平年値は9月21.7℃・10月15.1℃・11月7.5℃。東京より10月で約3℃、11月で5℃低い
  • 服は最低気温に合わせて選ぶ。朝晩と日中の差が10℃を超える
  • 10月は軽アウター1着、11月はダウン+ヒートテックを必ず持つ
  • 秋夕の連休(2026年は9月24〜26日)と、11月の日没の早さを旅程に織り込む

気温さえ押さえれば、秋は1年でいちばん歩きやすい季節です。服装を月に合わせて、身軽に出かけてください。旅行全体の準備は初めての韓国旅行 完全ロードマップで順番に確認できます。

むぎ むぎ
 
10月のソウルは本当に気持ちいいから、服さえ合ってれば最高の旅になるよ。11月に行くなら「秋」って言葉は忘れて冬支度で!

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