タイの両替はどこがお得?ATM220バーツ手数料の正直な話【2026】

タイ

タイ旅行の両替、いくら・どこで替えればいいか迷っていませんか? 結論、タイは想像以上にキャッシュレスが進んでいて、両替はほんの少しで足ります。この記事は、初めてタイに行く人向けに、両替の実額目安・お得な両替所・意外と知られていないATM手数料の仕組みまで正直にまとめたものです。

タイのKBank ATM。「Get THAI BAHT Here」の案内表示があり海外カードでの引き出しに対応
タイのATMは海外発行カードでの引き出しに対応している機種が多い(Photo: Angkun-ane, Wikimedia Commons, CC BY-SA 4.0
モク モク
 
海外旅行っていつも「多めに両替しておこう」ってなりがちなんだけど、タイもそうなのかな…?
むぎ むぎ
 
実はタイ、モールもコンビニもチェーン店もほぼカードで払えるんだ。多めに両替して余らせるより、必要な分だけ用意する感覚のほうが合ってるよ。

この記事でわかること

  • タイがキャッシュレス大国であること、現金が必要な場面
  • ATM引き出しの220バーツ手数料、実は取られないカードもある仕組み
  • 両替は空港と街なか、どちらがお得
  • 現金はいくら用意すればいいのか目安
  • 両替時に必ず必要なもの(見落としがちな注意点)

タイはキャッシュレス大国|屋台とチップ以外はほぼカードでOK

タイのキャッシュレス決済比率はすでに6割を超えていると言われています。大型ショッピングモール、チェーンレストラン、コンビニ、スーパーマーケットでは、クレジットカードのタッチ決済がほぼ問題なく使えます。日本より進んでいると感じる場面も多いはずです。

一方で、現金でしか対応できない場面もはっきりしています。

  • 屋台・青空市場・個人経営の小さな食堂
  • マッサージ店のチップ
  • タクシー・トゥクトゥクの一部(配車アプリGrabはカード決済可)
  • 寺院のお賽銭・小さなお土産物屋

つまり「基本カード、屋台・チップ用に少額の現金」という組み合わせが、タイ旅行のお金の持ち方として一番無駄がありません。

【重要】ATM引き出しの220バーツ手数料、実は取られないカードもある

現金が必要になったとき、現地ATMで直接引き出す方法があります。ここで身構える人も多いのが「1回あたり220バーツの引き出し手数料」。100バーツ引き出しても2万バーツ引き出しても定額でかかる手数料で、確かに小刻みな引き出しは損です。

モク モク
 
220バーツって、たった数千円引き出すのにも取られるってこと…? ちょっと損した気分になりそう。
むぎ むぎ
 
正直に言うと、「クレジットカードでキャッシングする」場合は、この220バーツが実質かからないことが多いんだ。日本の利息制限法では、借入(キャッシング)に対して所定の利息以外の手数料を上乗せしてはいけないと定められていて、ATM側の220バーツはこのルールで相殺される仕組み。ただしデビットカードでの引き出しはこの対象外で、普通に220バーツが取られる。「クレカのキャッシング」と「デビットの引き出し」で扱いがまったく違う、というのが正直なところだよ。

とはいえ「相殺されるかもしれないから安心」で終わらせず、次の考え方で使うのが現実的です。

  • クレジットカードのキャッシング機能を使う:220バーツが実質免除される代わりに、引き出した翌日から「借入」として利息がかかります。帰国後すぐに繰上返済すれば利息は最小限で済みます
  • デビットカードなら「Wise」「ソニー銀行Sony Bank Wallet」など海外ATM手数料の還元・割引があるカードを選ぶ:Wiseは月間一定額まで海外ATM手数料が無料になる枠があり、ソニー銀行も海外ATM手数料の比較で定番の選択肢です
  • 小刻みに引き出さず、まとめて引き出す:デビットカードで220バーツがかかる場合、引き出し回数が少ないほど手数料の負担割合が下がります
  • いずれの方法でも、出発前に自分のカードの海外ATM手数料規定を確認しておくと安心です

両替はどこがお得?空港 vs 街なか(スーパーリッチ)

両替のレートは、場所によってはっきり差が出ます。

場所 レート メモ
空港到着ロビーの両替所 △ 割高 到着してすぐ使えるが、レートは市内よりはっきり悪い
ARL駅近く(地下1階)の両替所 ○ 市内並み 空港内でも市内と同水準のレートで両替できる
街なかの両替所(スーパーリッチ等) ◎ 良い オレンジ「SuperRich 1965」・緑「SuperRich Thailand」の2系統。レート差はほぼなく、空いている方でOK

結論としては、空港到着ロビーでは当面の最低限(屋台や交通費用に数千円分)だけ両替し、残りは街なかのスーパーリッチでまとめて両替するのが一番損をしない動き方です。両替アプリやウェブサイトで当日のレートを事前確認しておくと、店舗による差もチェックできます。

注意したいのは、バンコクには空港が2つあるということ。この記事で紹介したARL(空港連絡鉄道)はスワンナプーム空港(BKK)専用で、格安航空会社(LCC)が多く発着するドンムアン空港(DMK)には存在しません。 ドンムアン空港のターミナル内両替所は「協定レート」で統一されており、スワンナプームよりはややましなものの、市中よりは割高です。ドンムアンを利用する場合は、空港に隣接するタイ国鉄ドンムアン駅・レッドライン駅構内の両替所(ハッピーリッチ等)までひと足延ばすとレートが改善します。

現金はいくら必要?目安と入国時の携行額ルール

屋台・チップ・マーケット中心の使い道であれば、3泊4日で3,000〜5,000バーツ(約1.5万〜2.5万円)もあれば十分まかなえます。カード払いを基本にする分、現金は「使い切れなかったら少し余る」くらいの感覚で用意しておくと無駄がありません。

なお、タイには入国時に復路航空券とビザなし入国で1人1万バーツ(家族2万バーツ)相当の現金・資金の携行が求められるルールがあり、2026年5月末から空港での抜き打ちチェックが増えています。この所持金要件は「使う現金」とは別に確認されるものなので、詳しくはタイ旅行の持ち物チェックリストもあわせて確認しておいてください。

両替の注意点|パスポート必須、コピーやスマホ画像はNG

両替所ではほぼ例外なくパスポートの提示が求められます。コピーやスマホで撮った画像では対応してもらえないケースが多いため、両替のタイミングでは必ず現物のパスポートを持ち歩いてください。 ホテルのセーフティボックスに預けっぱなしにしていると、街なかで両替したいときに困ります。

よくある質問(FAQ)

  • Q. 日本円のまま持って行って現地で両替すべき?事前に日本で両替すべき? → タイバーツは基本的に現地で両替するほうがレートが良い傾向です。ただし空港の街なか両替所へ向かう時間が惜しい人は、当面の少額だけ日本で用意しておくと安心です
  • Q. クレジットカードは何ブランドが使える? → Visa・Mastercardはほぼどこでも使えます。JCBは対応店が限定的なので、Visa・Mastercardのカードを最低1枚持っておくと安心です
  • Q. 余ったバーツはどうすればいい? → 日本円に再両替すると往復のレート差で目減りします。次回タイに行く予定があるなら持ち帰る、なければ空港で使い切るのがおすすめです
  • Q. PromptPay(タイのQRコード決済)は旅行者でも使える? → 2025年から「TAGTHAi Easy Pay」という観光客向けサービスが始まっており、両替所で発行されるプリペイドカードをアプリと連携させればQR決済ができます。ただしレートがやや不利で、残高がなくなるたびに窓口へ戻る手間もあるため、普段使いはクレジットカードか現金のほうが現実的です
  • Q. 両替後にレシートは必要? → 出国時の申告等で必要になるケースは稀ですが、金額に納得できないトラブルを避けるため、レシートは旅行が終わるまで保管しておくと安心です

まとめ|基本カード、現金は最低限が合理的

  • タイはキャッシュレス比率6割超。屋台・チップ・マーケット以外はカードで足りる
  • ATMの220バーツ手数料は相殺されるカードもあるが、過信せず出発前に確認する
  • 両替は空港最低限+街なかのスーパーリッチでまとめてが一番お得
  • 現金の目安は3泊4日で3,000〜5,000バーツ
  • 両替時はパスポート現物が必須。ホテルに預けっぱなしにしない

入国の手続きがまだの人はTDACの書き方|タイ入国カードの偽サイト注意と登録手順から先に済ませておきましょう。

 

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