エジプト旅行のビザ、「オンラインで4,000円くらいで取れるらしいし余裕」と思っていませんか? 結論、この申請、想像の3倍面倒です。サイトは重くて進まない、写真のアップロードは何度やってもエラー、極めつけは「シングルエントリーかマルチプルエントリーかを一度保存すると、二度と変更できない」という罠。私はこれで直せなくなり、丸7日間身動きが取れなくなりました。この記事は、その失敗談とあわせて、初めてエジプトに行く人がそのまま真似できるレベルで、eVisa(電子ビザ)の申請方法を正直にまとめたものです。
モク
むぎこの記事でわかること
- 🇪🇬 エジプト入国にはeVisa(電子ビザ)が必須|対象者と公式サイト
- 😱 入国タイプを選び間違えて7日間動けなくなった失敗談|何が原因だったのか
- 💻 申請方法を画面つきで手順解説|アカウント作成から発給まで
- 💰 料金|シングルエントリー・マルチプルエントリーの違い
- 🆘 代行業者・アライバルビザという選択肢|自分で申請するのが不安な人向け
- 📅 申請すべきタイミング|出発何日前がベストか
エジプトはeVisa(電子ビザ)が必要です
※本記事は2026年8月時点の情報です。料金・手続きは変更される可能性があるため、渡航前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。
日本国籍でエジプトに観光目的で入国する場合、事前にオンラインでeVisa(電子ビザ)を取得しておく必要があります。申請は公式サイトvisa2egypt.gov.egから行います。似たような名前の代行サイト・非公式サイトも検索結果に出てくることがあるので、URLが「visa2egypt.gov.eg」であることを必ず確認してから申請してください。
例外として、シャルム・エル・シェイクなどシナイ半島のリゾートエリアのみに滞在する場合は、空港到着時に無料でシナイ半島内限定・15日間有効の滞在許可スタンプがもらえる制度があります。ただしこれはあくまでシナイ半島内に限った特例で、カイロなどエジプト本土側へ移動する予定があるなら、通常どおりeVisaの事前取得が必要です。この記事では、ピラミッドなどエジプト全土を周遊する一般的な旅行を想定して、通常のeVisa取得方法を解説します。
【失敗談】入国タイプを選び間違えて、直せないまま7日間動けなくなりました
「オンラインで4,000円ほどで取れる」と聞いて、正直なめていました。実際にやってみると、サイトが重くてなかなか読み込まない、進まない、そもそも説明がわかりづらい。おまけに証明写真のアップロードは何度やってもエラーになる。ここまでは「まあ海外のサイトあるあるか」で済んだのですが、本当に地獄だったのはここからでした。
モク
むぎエジプトのeVisaには、入国を1回しかできない「シングルエントリー」と、複数回入国できる「マルチプルエントリー」の2種類があります。この記事で一番伝えたいのはここです。入力フォームを保存したあと、この入国タイプだけは変更できません。氏名や職業などの個人情報は保存後も編集できるのに、なぜか入国タイプだけはロックされる仕様になっています。
つまり、選び間違えたまま保存してしまうと、直すこともできないし、そのアカウントで一から作り直すこともできません。申請はパスポート番号で管理されているようで、私の場合、その番号での申請データが自動で消えるのを7日間待つ以外に、やり直す方法がありませんでした。これが冒頭の公式サイトの警告文(未完了・未払いの申請は7日後に削除される)の正体です——「うっかり放置してしまった」のではなく、「直せないので、消えるのを待つしかなかった」というのが実情です。
WARNING: Incomplete and unpaid applications will be removed seven days after the application creation date.
(未完了・未払いの申請は、作成日から7日後に削除されます)
出発直前にこの罠にハマると、7日間がそのまま致命傷になります。渡航1週間前に申請を始めて入国タイプを選び間違えた場合、リセットを待っている間に出発日を迎えてしまうからです。私はこれで本気で焦り、「高いから」と最初は選ばなかった代行サービスや、現地でのビザ取得も、状況によっては本気でありだと思い直しました(代行・現地取得の詳細は後述します)。
- 入国タイプ(シングル/マルチプル)は、保存前に指差し確認するくらい慎重に選ぶ(保存後は変更不可)
- 入力を始めたら、その場で支払いまで一気に終わらせる(写真アップロードのエラーに備えて、事前に鮮明な証明写真を用意しておく)
- 渡航が決まったら、1週間前ではなく2週間前を目安に着手すると、万が一やり直しになっても間に合う
- クレジットカードを手元に準備してから入力を始める(支払いで詰まらないように)
申請方法を画面つきで解説
ここからは実際の申請手順を、画面の流れに沿って説明します。全体の入力自体は10分程度で終わる、決して難しい作業ではありません。
STEP1|公式サイトでアカウントを作成
visa2egypt.gov.egにアクセスし、右上の「SIGN UP」からアカウントを作成します。すでにアカウントがある場合は「SIGN IN」からメールアドレスとパスワードでログインします。
STEP2|新規申請(CREATE NEW APPLICATION)を開始
ログイン後の「APPLICATIONS」画面で「CREATE NEW APPLICATION」を選択します。この画面には、先ほどの7日間の削除ルールと、料金がクレジットカードで決済されることが明記されているので、必ず目を通しておきましょう。
STEP3|TRAVELING INFORMATIONタブで入国タイプを選ぶ【最重要】
最初のタブ「TRAVELING INFORMATION」では、申請区分(個人/グループ)、ビザの種類(Tourism=観光)、入国タイプ(Entry type:Single/Multiple)、渡航元(Traveling from)、到着・出発予定日を入力します。
| 種類 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| シングルエントリー(Single) | USD 30 | エジプトへの入国が1回のみ |
| マルチプルエントリー(Multiple) | USD 65 | 有効期間内であれば複数回の再入国が可能 |
エジプトから一度も出ずに滞在して帰国するだけの一般的な旅行なら、シングルエントリーで十分です。ヨルダンなど周辺国と組み合わせて、旅程の途中でエジプトを出入りする予定がある場合はマルチプルエントリーを選びましょう。有効期間の目安はシングルエントリーが発給から30日程度、マルチプルエントリーが3か月程度とされていますが、実際の有効期間・滞在可能日数は申請完了時の画面や届いたeVisaの記載で必ず確認してください。
🔴 最重要の注意点:ここで選ぶ入国タイプ(Single/Multiple)は、次のSTEP4で申請者情報を保存すると二度と変更できなくなります。「とりあえずシングルで」と適当に選ばず、周遊予定を確認してから進んでください。
STEP4|APPLICANT INFORMATIONタブで個人情報・パスポート・写真を登録
2つ目のタブ「APPLICANT INFORMATION」で、氏名・職業・婚姻状況・パスポート番号・発行/失効日などを入力し、パスポートの顔写真ページと証明写真をアップロードします。ここで入力する内容はすべてパスポート記載どおりに一致させる必要があります。パスポートは残存有効期間が6か月以上あることが前提です。証明写真は不鮮明だとアップロードエラーになりやすいので、明るい場所で撮影したはっきりした画像を用意しておきましょう。
すべて入力したら、画面下の「SAVE/UPDATE APPLICANT」ボタンを押して保存します。
⚠️ 注意箇所:「SAVE/UPDATE APPLICANT」ボタンを押すと確認ダイアログが出ます。ここで保存すると、STEP3で選んだ入国タイプがロックされます。氏名や職業などの個人情報はこの保存後も編集できますが、入国タイプだけは保存した時点で変更不可になるため、STEP3の選択を必ず先に確定させてから、このボタンを押してください。
STEP5|HOST INFORMATIONタブで滞在先情報を入力
3つ目のタブ「HOST INFORMATION」では、エジプト滞在中の宿泊先(ホテル名・住所など)を入力します。予約済みのホテルの確認メールを手元に用意しておくと、住所や電話番号の入力がスムーズです。
STEP6|内容を確認して支払いへ
すべての入力が終わったら、送信前に内容をもう一度見直します。STEP3の入国タイプだけは、ここまで来ると修正できません。間違いに気づいた場合は、支払わずに一度離脱し、7日間の自動削除を待つ判断も検討してください(詳しくは後述の失敗談を参照)。内容に問題がなければ、そのままクレジットカードで支払いまで完了させましょう。
STEP7|承認メールを受け取り、印刷して持参
支払い後、通常3〜5営業日程度で審査が完了し、承認されるとメールでPDF形式のeVisaが届きます(審査状況や時期によって前後する可能性があります)。このPDFは印刷して、パスポートと一緒に携行してください。入国審査ではこのeVisaとパスポートを提示し、係官がシステム上で事前承認を確認する流れになります。
自分で申請するのが不安なら|代行業者・アライバルビザという選択肢
ここまで読んで「入国タイプを間違えたら詰む」というプレッシャーが不安な人には、次の2つの選択肢もあります。私自身、失敗するまでは「代行なんて高いし自分でできる」と思っていましたが、実際に詰みかけてからは、状況次第で本気で検討する価値があると考え直しました。
- ビザ代行サービスを使う:旅行会社などの代行業者に依頼する方法です。料金はビザ代実費込みで20,000円台後半〜35,000円程度が目安(業者やシングル/マルチプルの別によって差があります)。入国タイプの選択ミスといった手続き面のリスクを丸ごと引き受けてもらえるのがメリットです。
- 現地でアライバルビザ(到着ビザ)を取得する:カイロ国際空港など主要空港では、到着時にその場でビザを取得することも可能です。料金はUSD30程度(2026年3月の改定後)、有効期間30日・シングルエントリーのみという条件付きです。空港の混雑状況や、対象空港かどうかは事前に必ず確認してください。
逆に言えば、周遊予定が明確でシングル/マルチプルの選択に迷わない人なら、eVisaの事前オンライン申請が一番安く済みます。迷う要素があるなら、多少の追加コストを払ってでも代行やアライバルビザで「選択ミスのリスクそのもの」を回避するのも合理的な判断です。
申請のタイミング|出発何日前がベストか
公式には渡航の少なくとも7日前までに申請を完了させておくことが推奨されています。ただし、この記事の失敗談でも触れたとおり、「ちょうど7日前」に申請すると、万が一STEP3の入国タイプを選び間違えたときのリセット待ち期間(7日間)とぶつかり、丸ごと詰んでしまう危険なタイミングでもあります。
審査自体は3〜5営業日で終わることがほとんどですが、入力ミスによる差し戻しや、混雑による審査遅延が起きる可能性もゼロではありません。余裕を持って、渡航の2週間前を目安に着手し、着手したその日のうちに支払いまで完了させるのが、一番安全な進め方です。
よくある質問(FAQ)
Q. 入国タイプを選び間違えたまま保存してしまったらどうすればいいですか?
A. 残念ながら保存後の変更はできません。パスポート番号に紐づいた申請データが自動で削除される7日間を待ってから、最初から作り直すことになります。だからこそ、STEP3の入国タイプ選択は保存前に必ず確認してください。
Q. 空港でアライバルビザ(到着後にその場で取得するビザ)を取ることはできませんか?
A. 取得できます。カイロ国際空港など主要空港では到着時にその場でビザを取得可能で、料金はUSD30程度(2026年3月改定後)、有効期間30日のシングルエントリーのみという条件です。ただし空港の混雑や対象空港かどうかは事前確認が必要なので、時間に余裕がない渡航や複数都市をまたぐ旅程では、事前のeVisa取得の方が確実です。
Q. シングルとマルチプル、どちらを選べばいいか迷っています。
A. エジプトのみを周遊する一般的な旅行ならシングルエントリーで十分です。周辺国を行き来する予定がある場合のみマルチプルエントリーを検討しましょう。
Q. 申請費用は日本円でいくらくらいですか?
A. シングルエントリーがUSD30、マルチプルエントリーがUSD65です。為替レートによって変動するため、申請時のレートで確認してください。
Q. eVisaの有効期間・滞在可能日数はどれくらいですか?
A. 目安としてシングルエントリーは発給から30日程度、マルチプルエントリーは3か月程度とされています。ただし最終的な有効期間・滞在可能日数は、申請時の画面表示や届いたeVisa本体の記載を必ず確認してください。
Q. 家族やグループの分もまとめて申請できますか?
A. 1つのアカウントから複数の申請者情報を追加して手続きできます。人数が多い場合ほど、誰か1人でも入国タイプを選び間違えると全員分に影響するので、この記事の失敗談を参考に、STEP3の選択は特に慎重に進めてください。
Q. 代行業者に申請を頼んだ方が安心ではないですか?
A. 選択肢としては十分にありです。料金の目安はビザ代込みで20,000円台後半〜35,000円程度で、自分で申請するより割高にはなりますが、この記事で紹介した「入国タイプを保存後に変更できない」といった手続き上のリスクを引き受けてもらえます。周遊予定が固まっていて迷う要素がないなら自分で申請した方が安く済みますが、少しでも不安があるなら代行も現実的な選択肢です。
まとめ
- 日本人がエジプトに観光で入国するには事前のeVisa(電子ビザ)取得が必須。公式サイトは visa2egypt.gov.eg のみ
- 入国タイプ(シングル/マルチプル)は保存後に変更不可。選び間違えると7日間の自動削除を待つしかない(実体験済みの失敗談)
- 入力を始めたらその場で支払いまで一気に完了させるのが鉄則
- 料金はシングルエントリーUSD30・マルチプルエントリーUSD65(代行なら20,000円台後半〜、現地アライバルビザならUSD30程度という選択肢もある)
- 公式推奨は渡航7日前までだが、実際は2週間前を目安に着手するのが安全

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